かなり久しぶりのお知らせになります。豊増です。
SNS中心の情報発信になると、
どうしてもオフィシャルサイトの更新が滞ってしまって、
いけませんね、、、。

さて、去る8月30日にBayFMさんの番組「ミンナノチカラ」で、
ONE DROP FARMの取り組みを紹介いただきました。

番組ホームページはこちら BayFM「ミンナノチカラ」

8月31日が「やさいの日」ということで、そこに向けた企画だったんですが、
今回は野菜そしてその土づくりにフォーカスした取材をしていただきました。

しかも、当日の放送内容をかなり詳しく番組ホームページに掲載いただいていて、
これなら放送を聴き逃した方でも、内容をしっかり知っていただくことができます!
本当にありがたいです!

当日の放送では、スタジオで有機ピーマンを生で齧っていただいて、
その「バリっ」と齧る音まではっきり放送で聞こえてきて、
「美味しい!」「甘い!」というコメントも嬉しかったです。

番組ホームページでは、こんな感じでお話した内容が詳細に掲載されています。

ちょっと専門的な話をしますと、
ピーマンのような緑色が濃くて苦味のある野菜の場合、
窒素コントロールが非常に重要で、
硝酸態窒素が濃すぎると、どうしても青臭い、苦いピーマンになります。

ONE DROP FARMの土づくりは、なるべく硝酸態窒素が野菜に吸収されないように、
つまりアミノ酸態窒素をしっかり植物が吸えるような土づくりをしているので、
こうした苦くなりやすい野菜が、甘く、美味しく食べやすくなります。

実は1列しか植えなかった有機ピーマン。こんなに反響があるとは思いませんでした、、、。

ピーマンといえば、人参と並んで子供たちが嫌いな野菜トップ3に入る野菜ですが、
子供たちが野菜嫌いになるあの「青臭さ」の正体が、
実は硝酸態窒素だったりします。

有機物を微生物がしっかり分解することで、
土壌中の水溶性炭水化物を豊富にし、
硝酸ではない形で植物が十分に窒素を取り込むことができるようにすれば、
苦味の少ない、甘い野菜ができるようになります。

と、言葉で理屈を説明するのは簡単なんですが、
それをそれぞれの圃場で実際に再現するのは非常に難しく、
土壌分析などである程度可視化できる部分はあるものの、
その大半は目に見えない世界なので、
緑肥や雑草の生え方、投入した有機物の分解の仕方などを
注意深く観察して、バランスが崩れないようにしています。

まだまだ試行錯誤の段階ではありますが、
ピーマンひとつでもこうして「えっ!!なにこの甘さ!」と
驚いていただける、記憶に留めていただけるそういう野菜を
お届けできるのは、本当に楽しみでもあり、やりがいでもあります。

今回の放送では、そんな私たちのこだわりを、
うまく伝えてくださったように思います。

番組関係のみなさん、そして聴いてくださったみなさん、
ありがとうございます!

2024年9月1日 ONE DROP FARM豊増洋右